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最近はSKE48ばっかり。

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潔君に恋をしていたのはすみれだけではなかったのです。

幼なじみの潔君に恋をしていることに気付いたすみれです。

すみれ 何で恋したいうのが分かるの?
良子 恋したらね相手の顔がまっすぐみられなくなるの。

ところが、

ゆり 自分の愛する人と結婚したいと思うてます。
五十八 誰や? そいつは。
ゆり 潔さんです。

潔君に恋をしていたのはすみれだけではなかったのです。

五十八が激怒してゆりは外出禁止になって。

ゆりは手紙をすみれに差し出して、

ゆり これ、潔さんに届けてほしいのやけど。

すみれは潔さんに手紙を届けて、

潔 ゆりさん、どうしてる?
すみれ 家に閉じ込められてる。

ゆり 「先日は驚かせてしまって本当にすみませんでした。私は潔さんに自分と同じにおいを感じています。一生を共に過ごすならあなただと、私の本能が告げていたんだと思います。男と女以上に同じ志を持つ相手だと」

潔 こじょうちゃん。お姉さんに伝えてくれ。わしはゆりさんに惚れた。せやけど、ゆりお嬢様とはないな。
すみれ えっ?
潔 結婚はない。ゆりさんに諦めてくれって言うてくれ。

すみれは麻田さんのところに行って。

すみれ 何でやろ…。
麻田 潔君、養子やからな。

ゆり 養子?
五十八 ああ。後継ぎのでけへんかった野上夫婦は親戚に頼み込んで赤ん坊やた潔君を養子にしたんや。実の子のようにいやそれ以上に跡取りとして大事に育ててきたんや。そんな潔君を何で婿にださなあかんのや。

正蔵 お前、ゆりお嬢様に引かれたやろ? 正直に言うてみぃ。
潔 わしはこれからどないなるか分からへんのやで。生きてられるかも分からんのに…。
正蔵 だからこそやろ。だからこそ見えることもあるんやないか?
正蔵と潔君は五十八さんのことろを訪ねて。

五十八 何や? 突然。2人そろって大事な話て。
正蔵 今日は改めてゆりお嬢様と潔を結婚させて頂きたくお願いに上がりました。坂東家あっての我々ということを忘れたらあかん思うてます。
五十八 野上。
正蔵 潔に我が子になってもらったことはとてつもない幸せや思うてます。潔がおったから子を愛する親の思いも知りました。どんなことがあろうとこれからも親子であることは変わりません。そやったら、ゆりお嬢さんと結婚して坂東の家にと。好いてくれる人が待っててくれるやなんて幸せなことや思います。
五十八 潔君はどう思てんねや。
潔 わしはゆりさんに惚れてます。こないな人と一緒におったら幸せや思います。
五十八 ゆり。
ゆり はい。
五十八 お前が嫁に行け。
ゆり お父様…。
五十八 潔君。お国のために立派に働いてきてくれ。ただし生きて帰ってこい! お前はゆりの夫になるんや。どないなことがあっても必ず生きてゆりのもとに帰ってこい! 娘を…よろしく頼む。
正蔵 はい。
潔 はい!

こうしてすみれの初恋は終わりました。

潔君の出征前に近しい人たちだけでお披露目をすることとなりました。

ゆり すみれ、一緒に寝ようよ。最後の夜やし。
すみれ うん。
ゆり うん。

ゆり いよいよ明日や。ここまで早かったわぁ。潔さんの出征がもうすぐやからね。
すみれ うん。
ゆり 明日の姿、お母様に見せたかったな…。お母様が亡くなった時…悲しかったなぁ。あの時、とことん考えた。何で人は悲しくなるんやろって。今になって何となく分かるような気がする。なくすのが悲しくなるほど…大事な人や大切なものがあるいうのを幸せいうんかなって。フフッ…あ~そろそろ寝よ。おやすみ。明日お寝坊やめてよ。

この時すみれは自分にとっての幸せとは何なんだろう。そんなことを考えていました。

結婚式が終わって。

部屋で物音がしてすみれがドアを開けたら紀夫さんが本を落とした。

紀夫 はっ…。
すみれ 紀夫さん、何を…?
紀夫 高さをそろえて…。気になって。
すみれ はあ…。昔4人でよう遊びましたよね。
紀夫 失恋ですか?
すみれ えっ?
紀夫 潔君のこと思ってたんやないですか?
すみれ えっ?

こんな紀夫君の初恋の相手がまさか自分だとは思いも寄らぬすみれでした。

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堪忍して下さい! 私があかんねん。

父親である五十八さんの怒りはすさまじく、責任を感じるすみれなのでした。

貴族院議員の田中先生と息子の紀夫君です。

井口 ああ…旦那様! 旦那様! 何はともあれすみれお嬢様は無事に買えられたんでございますから! ねっ。
潔 すんません! ほんまにすんません!
五十八 もうええ。今日のところは…。
麻田 旦那様。
五十八 何や。
麻田 ゆりお嬢様のお靴でございます。出来上がりましたのでお持ちしました。
五十八 うちの娘があんたとお行った時、何ですぐ「帰れ」て言うてくれなんだ? 親の気持ちが分からんのか?
麻田 申し訳ありません。
五十八 その靴、持って帰ってくれ。
麻田 えっ?
五十八 あさやさんとはこれきりにさせてもらう。
麻田 旦那様…旦那様。これはゆりお嬢様のために作った靴です。これだけはどうかお納め下さい!
五十八 要らん言うたら要らんのや!
すみれ お父様!
ゆり すみれ!

五十八 子どもはええ。部屋戻ってなさい。

すみれは黙って首を振って。

五十八 何や? 何か言いたいんやったら言いなさい。

五十八 お前はいっつもそうやないか! 結局何も言わんのやろ? そやったら向こう行っとけ!
すみれ 堪忍して下さい! 私があかんねん。私があかんのにみんなを怒るのはやめて下さい! 私が見たいって言うたんです。麻田さんは帰りなさいって言うたんやけど、どうしても見たくて…。お母様が私の靴も頼んでくれたの。麻田さんが履く人のこと思うて作ってくれる靴。女学校あがる時もお嫁さん行く時も、お母様が頼んでくれた靴を履きたい! そやからずっとあさやさんで靴を作って下さい!
五十八 そうか…。そうやな。どんだけ心配した思てんねん。お前に何ぞのことがあったらお母さんに合わせる顔ないやろ!
すみれ お父様、ごめんなさい。

それを見てた紀夫君は持ってた本を下に落として、それをすみれお嬢様に見られて動揺してる。

潔 堪忍してな、こじょうちゃん。怖かったやろ?
すみれ ううん。楽しかった。ありがとう。
潔 思うてること言うには勇気が必要や。こじょうちゃんは勇気があるんやな。大したもんや。ほなな。

ゆりお嬢様は麻田さんが作った靴を履いてみて。

ゆり ぴったり…。何やの? これ! まるで靴が足に吸い付いてるみたい!
麻田 フフッ…。
ゆり すみれ。ありがとう。

すみれはもう一度刺繍を作って、お母様が入院している病院へ。

すみれ お母様。
はな すみれ。よう来たね。
五十八 調子はどうや?
はな うん。とってもいいのよ、今日は。すみれが来てくれたからかな。
五十八 ちょっと先生んとこ挨拶行ってくるわ。

すみれ あんな。これ作り直したんやけど…。やっぱり下手やね。
はな すみれが作ってくれたんでしょ? お母さんのために。
すみれ うん。
はな うれしいなぁ、ほんま…。一生の宝物や。べっぴんやな。
すみれ 私な、もっとうまくなりたい。刺繍教えてくれる?
はな ええよ。

はな 針はまっすぐ刺してまっすぐ引くのよ。
すみれ はい。
はな 糸がねじれてきたら戻してあげてね。

五十八 そうですか。
医師 残念ですけど、もういくばくもないかと…。
五十八 先生。一日だけでもいいです。退院する許可頂けませんか? 子どもらと過ごす時間を作ってやりたいんです。

この時私も何となく感じていました。自分の命の短さを。

はな すみれ、覚えてる?
すみれ ん?
はな 四つ葉のクローバーの意味。
すみれ 覚えとるよ。4つの葉っぱに意味があるんでしょ?
はな そう。
すみれ 「勇気」「愛情」「信頼」「希望」。全部揃うと幸せになる。忘れへんよ。お母さんと約束したんやもん。

いとおしすぎて幸せすぎて。もうすぐ訪れる別れがつらすぎて…。この世から去り難いです。

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想いをこめたら伝わるんです。

すみれは靴作りをみせてもらおうと、潔君と一緒に靴屋の麻田のもとを訪ねて。

麻田 すみれお嬢様がここにいらっしゃることは、おうちの方はご存知なんか?
潔 ああ、知らんで。
麻田 ええ? 何かあったらどないするんや!
潔 大丈夫やって。わしが責任持って送り届けるから。そないなことより靴作るとこ見したってくれへんか。
麻田 それはあかん! すみれお嬢様を早く送り届けなさい!

潔 すまんかったなぁ。靴つくるとこ見せられんで。
すみれ ううん。

潔とすみれははぐれてしまい。すみれはもう一度靴屋の麻田のとこに行って。隠れて麻田さんが靴を作るのを見てる。

麻田 すみれお嬢様。

麻田 もうすぐ忠さんと喜代さんが迎えに来ます。えらい大騒ぎやったらしいけど。まあ紅茶でも飲みながら待ちましょうか。

麻田 ゆりお嬢様の足は甲が低いんです。
すみれ 甲?
麻田 ここの部分です。奥様とおんなじです。一番最初に坂東の奥様にお作りした時、ほかの靴はくるぶしが痛うなるのにうちのは全然痛うならへんってえらい気に入って下さって。奥様から、ゆりお嬢様とすみれお嬢様がご結婚なさる時作って欲しい頼まれてます。ほんま靴屋冥利に尽きますわ。想いをこめて丁寧な仕事で返さな。何でそないに見たかったんです? 靴作るとこ。
すみれ 何かな…何か…。何か…上手にできなかったから。
麻田 何がです?
すみれ 刺繍。
麻田 ああ~。どんな刺繍ですか?
すみれ お母様にお見舞いに刺繍を作ったんやけど、下手くそで渡せなかった。
麻田 誰かて最初からうまくいきませんわ。自分かてそうです。そやけど想いをこめたら伝わるんです。それが一番大事なことなんです。上手に作るということより誰がどんな想いをこめて作るのか。それが一番大事なんです。そんなこんなしとるうちにいつの間にかうまくなるもんなんです。持って行かれたらよろしいと思いますよ。奥様きっと喜ばれます。
すみれ はい。

ゆり お帰り。全く何をしてるの、すみれは! どやった? 私の靴。
すみれ かわいらしい出来てた。

こうして一件落着と思いきや。

五十八 何でお前はあかん言われたことをすんねや! もし人さらいに遭うたらどないすんねや!

父親である五十八さんが東京から帰って来ました。

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