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夜のせんせい Story3



21世紀は優しい時代だ。街中にもネットの中にも、優しくて口当たりの良い言葉があふれてる。現実はそうじゃなくても。そこには触れないのがお約束。「大切なことは目に見えない」って言ったのは星の王子さまだったけど、「大切なことは誰も言わない」のが今の日本のルールだ。そんな優しい時代に私たちは生きている。

夜野先生は、実は社長だった生徒の上武に頼んで、漫画家の夢をまだ諦めきれずにアシスタントを続けている梶原を出版社のパーティーへ連れて行くことに。

諦めさせる?
うん。一流の漫画家達見ればやっぱり自分は無理だって思うでしょ?
絶対、パーティー行きたいだけでしょ?


夜野先生は梶原の夢を諦めさせるはずだったのに、ついつい胡桃の挑発に乗って。(笑)

うちの先生も近々デビューするんで。
デビューが決まった? 嘘ばっか付いてんじゃねえよ。
あら、何で嘘だと?
20何年やってて芽の出ねえやつが何で急にデビューになるの? 才能がないんだよ、こいつには。
ふざけんじゃないわよ。何であなたに分かるのよ。

梶原さん、どうします? 今からでも謝りに行くっていうなら、私一緒に行きます。
いや、描くよ俺。
え?
やる。デビューする。一本自分の漫画描ききってみる。いい機会だ。
で、でも。
何か吹っ切れた。先生、俺描きます。
その言葉、待ってた。
嘘つけー。
でも、その代わりもしデビュー出来たら、学校との両立は出来ません。


梶原君の20年描き溜めてたネタノートがなくなって。クラスのみんなで捜すことに。でも、それは自作自演だった。

怖いんです。描くのが。
だって、ずっと描きたいと思ってたんでしょ?
自分の漫画描いて、出して、賞を穫れなくて。誰にも認められなかったら、夢が終わっちゃうんですよ。20何年間、明日こそは明日こそはって思ってた俺の夢が。
そういうことか。現実見なきゃ、いつまでも夢見ててられるもんな。くっだらね。心配して損した。


梶原君は夜の先生に謝る。

申し訳ありませんでした。
いや、謝ることない。描く描かないは自分の問題。誰にも強制できないよ。
先生も、夢は叶うと思いますか?
帰ろう。


梶原君は漫画を最後まで描ききって、厳しい編集者のところへ持ち込む。

若い頃、糞味噌に言われた鬼編集者のところ。
何でわざわざ?
厳しいけど、凄腕の編集者らしい。その人にビシッと言われたらいっそ諦めも付くってことらしいわ。


その編集者は、梶原君を来月デビューさせると言ったけど。その編集者は社内抗争に敗れて頭がおかしくなってた。やっぱり梶原君はデビュー出来なかった。

うまいと思うけどな、胡桃の漫画なんかよりも全然。
絵がうまいだけじゃダメなんですよ。ネームと構成力。何より、売れようという勇気とガッツですよね。
梶原君。
胡桃にはそれがあった。僕は最初から負けてたんです。すごいですよ、あいつは。やっぱり。夢は、破れました。
梶原君、夢なんて叶わないよ。
え?
あたしさ、夢は叶うなんて言葉大嫌い。こんなに無責任で口当たりが良くて、言ってる人だけいい気分になれる言葉ってないよ。大体さ、夢は叶うんだったら野球少年はみんなイチロウだよ。でも、現実はそうはなんないじゃん。イチロウしかイチロウにはなれないんだよ。
最初から無理だったと?
そうじゃない。そうじゃないけど、夢は叶うっていうのは嘘。夢が叶った人しか発言力ないけど、その周りには何万倍も夢破れた人がいる。誰も、その声を聞かないだけ。でも、あたしは聞くよ。その声。いや、あたしだけじゃない。桃だって、真理さん、正代。華だって。みんな、その声聞いてると思う。それが友達だから。それに、夢は破れても希望は残る。その灯りは消せない。自分の力を知ることで、生まれるものもあるんだよ。


夢は叶わなくても夢に向かって頑張ったことは無駄にはならなくて、次に進む時に役に立つと思う。



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