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ちりとてちん 印象に残ったせりふ 19

第21週 嘘(うそ)つきは辛抱の始まり

小次郎はんは、草若師匠に頼まれて買った宝くじが当たってるかどうかを喜代美と一緒に確かめるけど、2番違いで外れ。

えらいもんですな。草若師匠。亡くなっても人を笑わすんですさけえ。
草若、日本一。

小草若。これからどないする?
何が?
いろんなことや。若狭と俺は、どっか近くに住むとこを見つけよう思うて。
え?
出て行くようにってずっと前から師匠に言われとったんですけど。
これから、この家の主はお前や。帰って来たらどうやねん?
それがええと思います。
そやな。それがええな。
うん。
とは思うねんけど、やっぱりやめとくわ。今更ここで一人で暮らすのは寂しすぎる。


電話が鳴って。

あ、私。出て来ます。

草々兄さん。いつもの弟子入り志願の人です。
またか。もうかけてくるなゆうとけ。
そやけど。
ええから。
草々。お前、弟子取れよ。
いや、俺はまだまだ未熟や。弟子なんか取れへん。
ほな、どうやって師匠の落語継いでいくねん。いっつも偉そうに言ってるくせに。どうするかも考えてへんかったんか。
何やと。
口先ばっかりやのう、お前は。
そもそもお前がやらなあかんのちゃうんか。
もうやめて下さい。師匠が安心できひんじゃないですか。
あ、また後でかける言うといてくれ。

なあ。
何や。
お前と若狭とでここに住んでくれへんか。師匠の落語を受け継ぐ。伝える。ほんまにそう思うてんのやったら、そないしてくれ。
何でやねん。いや、おかしいやろ。お前差し置いて。
今までわれ俺のこと散々差し置いてきてるやろ。
お前はどないすんねん。
落語やるよ。四草のとこお世話になって下の中国料理屋でバイトしながらでもええから、落語会やっていく。
分かった。けど、ここはお前の家や。いつかお前が帰って来るまで俺らが守っとく。草若の名前を継ぐんはお前や。ええな。
うん。ただ、家賃は払うてな。

清海。
うん。
ごめんね。お母さんのために。家に戻らしてしもうて。ごめんね。
何べん同じこと言うとん。
ほやけど、お母さんのことも製作所のことも、あなたにばっかり負担が。
ほんなことない。私が自分で決めて戻って来たんやで。お母さんは何も心配せんとって。ね。


草々は、食事の時に師匠の座っていた席になかなか座れない。また弟子入り志願の人から電話がかかって来て。

草々兄さん。いっぺん会うてみてもええんと違いますか? どんな人か分からんけど、草々兄さんの落語に憧れとる人いうことは確かなんやで。草若師匠の落語を受け継いでくれる人かも分からんで。

木曽山勇助君の落語への愛に満ちた言葉に、みんな心を鷲掴みにされておりました。彼がとんでもないトラブルメーカーやということには、まるっきり気いつかんと。

で、ご両親はどない言うてはんねん。お前が落語家になるゆうことを。
両親は、いません。亡くなりました。けど、僕が落語好きなことは知ってましたから、応援してくれてると思います。見守ってくれてると。
よっしゃ分かった。弟子にしたる。
ほんまですか?
ほんまや。今日から、俺をお父ちゃんと思え。
いや、そんな年やないやろ。
ありがとうございます。草々師匠、よろしくお願い致します。
ああ、うん。
おかみさんも、よろしくお願いします。
おかみさん?
そりゃそうや。草々が弟子取ったら、若狭はおかみさんやな。
頼んだで、若狭。
はあ。

なあ、清海。
うん。
そろそろ、今後のことを考えようと思ってる。
今後のこと?
お前さえ良ければ、この製作所を継いでもらいたい。
そんなこと、私にできるわけないやな。大学で専門の勉強もしとらんのやで。
お父さんだって中学しか出てない。まあもちろん、何もかもお前に背負わそうとは思ってない。良いパートナーになる人だって紹介することだって出来る。
お見合いしろっていうこと?
押し付ける気はない。もしも決めてる人がいるんだったら一緒になればいい。ただ、できれば婿に来てもらってお前と二人でこの製作所を継いでもらえればとてもありがたい。結婚を考えてる相手はいるのか?

どないしたんや。
いえ、おかみさんってどんなことしたらええんかな、思って。
うーん。そやな、かいつまんで言うたらお母ちゃんやな。
お母ちゃん?
うん。そやからお前のお母さんがお前にしてくれはったようなことを、したったらええねん。
無理。
何を特殊な想像ばっかりしてんねん。
いや、ほやかて。
普通でええねん。
草々兄さんが入門した時は、どねでしたか? おかみさん、どんな風に?
うーん、そやなあ。まず、炊事、洗濯、掃除。みっちり仕込まれた。ええかげんなことしたら、叱られたし。頑張ったら褒めてくれはった。ほんまにおかみさんがおったら、そこだけ春の陽だまりみたいに暖かかった。
春の陽だまり。ほんなこと、私に出来るやろうか。こんな、こんな冬の水たまりみたいな私に。
冬の水たまりって、お前。俺かて自信はない。けど、お前がいてくれへんかったら、弟子なんか取る勇気なかったかも分からへん。一緒に頑張ってこ。
はい。
うん。うん。

ほんまに手かからんねえ、木曽山君は。私何も教えることないわ。
何や、どうした?
あ、姉が僕に家事を仕込んでくれたんです。
お姉さんが。
両親が亡くなった後、姉が一人で僕を育ててくれて。
ほしたら、お姉さんに恩返しするためにも頑張らんとね。
そやな。
姉は亡くなりました。
お姉さんまで。
おやすみなさい。
何や、ものすごい不幸な身の上ですね。
若狭。
はい。
ほんまに家族になったろうな。俺らが、木曽山の。
はい。

ほんまに手の掛からん弟子でえ。草々兄さんも私も拍子抜けしとんです。
そやろうか。
え?
何やちょっと違う気すんねけど。
違うって?
肉じゃが女とかボタン付け女に通じる、胡散臭いもん感じるわ、あの子。
いや、そもそも肉じゃが女が胡散臭いいうのがよう分からんのですけど。
喜代美ちゃん。用心するに越したことないで。ほなな。
何を言うとんのやろ、奈津子さん。ふん。


そこに、エーコがやって来て。

エーコ?
ビーコ。

ご愁傷様でした。
ありがとう、わざわざ。
おめでとう。
え?
草々さんと結婚したんやってね。
エーコ、あの、ごめん。
何言うとん。もう昔のことやん。私かって、いろんな人との出会いとかもあったんやで。
エーコは? 結婚しとんの?
んーん。仕事がおもしろかったで。
仕事って? エーコ、あれからどんなことしとったん?
しばらく東京におって、マスコミの仕事をしとったよ。
へえー。
半年ニュースキャスターの仕事をやっとるうちに、裏方の仕事にも興味持つようになって。企画出したり、取材行ったり。
ええ、かっこええ。
ほやけど、何年か前からお母さんの具合が悪うなって。最初は仕事の合間見て時々通っとったんだけど。お兄ちゃんが順ちゃんと結婚したり、まあいろいろあったで。一年くらい前から小浜に帰っとん。
何となくは聞いとったけど。
ほやさけえ、東京での仕事は続けられんようになってしもうた。
ほうけえ。残念やね。
ほやけど今は製作所の仕事をやってるで。
お父さんの会社の?
うん。塗り箸のデザイン考えたり、地元のケーブルテレビと組んでマスコミ展開したり。
ほな、東京で勉強したことちゃんと生かされとんやな。
まあ、ほやね。
さすがエーコやわ。
え?
私には出来んもん。お母さんの看病しながら、家業の手伝いしながら、自分の夢も忘れんとしっかり前向いて生きて行くやなんて。
ほんなことないやな。
え?
ビーコは、19歳の時に見つけた夢見失わんとしっかり生きとるやな。
何か不思議な気するわ。エーコとこんな風に話せるやなんて。


何か木曽山君は怪しいなあ。家事をやりかけでまたどこかに行ってしまった。喜代美は順ちゃんに電話して。

子猫の親を探しとった?
うん。掃除しとったら、にゃあにゃあにゃあにゃあ子猫の声が聞こえてきて。可哀想になって子猫抱いて街中歩いとったんやて。
何。さぼっとったんやないかって疑うとんけ?
いや、信じとるけど。
信じる信じひんって、そんなに大事やと思わんけど。
え?
親が子供にしてあげられんのは一つだけや。愛してあげること。


ビーコが高座に行ったのを見て、エーコが草々を訪ねてくる。

あ、エーコちゃん。
ご無沙汰してます。
久し振り。いや、大阪に来てるって若狭から聞いてたけど。
ビーコ、おるかと思って来たんですけど。留守みたいですね。
ああ、あいつ。今日、高座があってな。元気やった?
はい。草々さんもご活躍で。
いやいや。

お弟子さん、取ったんですか?
ああ、ついこないだな。いや、まあ。まだまだそんな器やない思うとったけど。そんなこと言うてたら師匠の落語伝えていかれへんからな。
変わりませんね。あの頃と、一つも。

あの、一つ聞いてもええですか?
うん?
草々さん、いつ私のことを好きになってくれたんですか?
え?
言うて下さいよ。もう済んだことなんやでえ。
恐竜の化石の話、聞いた時や。ずーっと一人で抱えて、苦しんできたんやな、思うたら。何やいじらしいなってしもうたんやな。


木曽山くんのお母さんから電話がかかって来た!

お前のお母さんからや。
ええ、お父さんもお母さんも亡くなったんちゃうん?
木曽山、どういうことや? 木曽山!

お前、どういうことや?
ようするに嘘付きなんでしょう。
嘘付き。
両親は、落語家になることに反対なんです。親の許可がないと弟子にしてもらわれへんねんから、親は死んだことにするのが一番手っ取り早いでしょ。
これかて、隠すのやったら自分の部屋に隠しといたらええ。それをわざわざあんな分かりやすいとこに隠して。バレるかバレへんか、ぎりぎりのとこで楽しんでる。筋金入りの嘘付きいうことや。
筋金入りの。
ほんまの鉄砲勇助やないか。
全部、嘘やったん? 家事しこんでくれたお姉さんが亡くなったいうのも。
嘘です。
怪我したお婆さん千里まで送ってったいうのも。
嘘です。
子猫の親探しとったいうのも。
嘘です。
ほしたら、何しとったん?
さぼってただけです。
仕事さぼりたくて嘘付いたん?
逆です。
え?
嘘付くために、仕事さぼってたんです。
人が騙されるのを見んのが楽しいてしゃあない。そういう人種や。
そんな人種があんのか?
噺家は口からでまかせ言うて食べてるやないですか。落語の世界は嘘付き村。僕はそこに嘘の試合を挑みに来たんです。
鉄砲勇助の嘘はな、楽しい嘘や。けど、お前の嘘は許されへん。言うに事欠いて、両親は死んだって。絶対に付いたらあかん嘘や。よう今、この家でそんな嘘付けたな。
嘘付くしかない時かてあるわ。
え?
一個だけ、俺から木曽山に聞いてええか?
はい。
落語いうもんの長い大きい流れに入りたいと思ったという話は、あれも嘘か?
あれは、ほんまですよ。

もうええもうええ、もうええ。信用できへんやつを置いとくわけにはいかん。破門や。
お世話になりました。
待って。木曽山くんを、このままここに置いてあげて下さい。
何言うてんねん。
お願いします。
お前、こんな奴を信用できんのか?
それは分かりません。けど、私はもう木曽山くんのおかみさんなんやでえ。それに、ちょっとおもしろいと思うんです。鉄砲勇助。ホラ吹きの勇助が落語家になりたいいうのは。もし師匠が生きとんなったら、きっとその弟子育てえて言うとっとやと思います。欠点だらけの私を、師匠が面白がってくれました。師匠が言うてくれとる気するんです。もっともっと面白がれって。それが草々兄さんの師匠としての修行やし。私のおかみさん修行なんやって。
ほんまに落語家になりたいんやったらな、ちゃんと親、説得してこい。

エーコ。こないだはごめんな。どうぞ、入って。良かったあ。どこのホテルか、聞くの忘れとったで。
これから、帰るとこ。
え? ほうなんけ。
結婚すんの。
え?
結婚して、製作所継ぐの。
え、結婚って。誰と?
さあ。
さあって。
誰でもええわ。
エーコ?
嘘付き。
ん?
ビーコのせいで、あたしの人生めちゃくちゃや。
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