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ちりとてちん 印象に残ったせりふ 11

第13週 時は鐘なり

あら、それ何してんの?
草々兄さんの座布団です。どうにかならんか思ってえ。
分かった。作戦でしょ?
作戦?
いてたんよ、そういうボタン付け女が。

そして、待ちに待った一門会の日がやって来ました。
あれ、草々。お前、あのいつもの座布団は?
ああ、あれ使えんようになってしまって。
ええ? お父さんの大事な思い出なんやろ。
あの座布団はもうええんです。俺には師匠がいてはりますから。そやからあの座布団はもういらんのです。
そうか。

なあみんな。ようみんな揃うて、またここへ来られたな。夢みたいや。若狭。
はい。
あんた六年前はここにいてへんかったよな。三年前、家にポイと現れてそのままいついてしもうて。けったいな子やって思うたで。けど、そんなあんたがこやって一緒に天狗座の高座に上がることになるとはな。あんたが、あんたの思うてるように変われたかどうかは知らん。けど、あんたがおれへんかったら俺は三年前のただの飲んだくれのおっさんのままや。

まち針刺さってたぞ。
え、すいません。
あ、嘘や。ありがとう。

草若師匠、どないなんでしょうか? うちの喜代美の年季明けは?
もうお母ちゃん。
糸子、やめ。
お父ちゃんかて喜代美の落語見て言うとったがな。「これで年季明けんかったら師匠に闇討ちしかけるー」って。
それは喜代美がよう頑張っとったいう話で。ほんまにするわけはないわ。
ほんまに言うたんかいな。
恐ろしい家族やな。
もうお父ちゃんも。
闇討ちされたらかなわんな。年季明けや。
ええ?
おめでとうさん。

ほんまにうれしかった。喜代美。
うん。
あんたが生まれてきてくれて。あんたが生まれてきてくれて、お父ちゃんとお母ちゃん、やっとほんまの家族になれた。二人のふるさとが出来たんや。これから先、あんたのふるさとは小浜だけやない。年が明けたら、一人前の落語家として生きて行く。ほしたら段々この大阪の町も、あんたの故郷になっていく。ふるさというのんはただ生まれた場所のこと言うのんやない。そねして自分で作っていくもんなんやで。

若狭。
はい。
もうそろそろ考えとけよ。
はい?
次、住むとこ。あの部屋は内弟子部屋や。年季明けたら、出ていかなあかん。

それで、ええとこ見つかったんか?
いや、やっぱり予算内では難しそうです。
適当な男見つけて貢がしたらええのに。
お前と一緒にすな。
兄さん。
うん。
このまま若狭を離れに下宿させたるいうわけにはいかへんのでしょうか?
それはどやろうな。年季が明けるゆうのは独り立ちするゆうことや。いっぺんは師匠のそばから離れた方が若狭のためになんのとちゃうか。
いや、それはそうですけど。いや、そうですね。あ、すいません。余計なことゆうてしもうて。

はあ、そりゃもう悲惨やで。ぺえぺえのフリーランスゆうのは。
奈津子さんもそうやったんですか?
週のうち5日はメインディッシュがお塩やった。けど、空腹はまだ我慢出来たな。一番堪えられへんのは、暇な時間や。
暇な時間?
暇な時、人間何するかゆうたらな。思考すんのよ。
思考?
そ、考えんの。それも、悪いことばっかり。このまま仕事がなかったらどないしよう。今更、夢捨てたらかっこ悪い。けど、ほんまにこの道で食べていけんのやろうかって。

草々兄さん、私、このままここにおったらあきませんか? お家賃はちゃんと払いますでえ。怖いんです。ここを出て、独りになんのが。
あかん。一人前の落語家になりたいのやろ。そやったら、誰もが通らなあかん道や。意地悪で言うてんのと違う。お前の兄弟子として言うてんのや。
ほうですね。弱音吐いてしもうてすいませんでした。おやすみなさい。
おやすみ。

けど、喜代美ちゃん。いっぺんちゃんと草々くんの気持ち確かめた方がええんとちゃう?
へ?
もうお隣さんやのうなってしまうんやろ。
けど、私、修行中ですさけえ。
真面目やなあ。
甘いな。
何やの、咲ちゃんいきなり。
若狭ちゃん、修行と男とどっちが大事や。
また極端な。
21で修行のほうが大事やとかいう女、あたしは嫌いやな。むしろ男こそが修行や。
まあまあまあ。
若狭ちゃん、小草若ちゃんに誘われたこと、草々くんに言うてみ。
え?
あんたのことが好きやったら、慌てて止めるはずや。

草々兄さんってえ、いつでもどこでも、誰に対しても同じですね。落語が命。落語だけあったらええ。落語と結婚しとるみたいなもんですね。

年季が明けたらすぐに、小草若兄さんのマンションに引っ越すことになりました。

落語家なんか、ならんかったら良かった。
喜代美ちゃん、何を言うのや。
皆さん、お前の年季明け祝いしてくれてはんのやで。
年季なんか明けんでええ。いっぱいいろんなこと我慢して、やっと年季明けや思うたら。もっと辛い思いせなあかんねんもん。
今更、何言うてんねん。お前が自分から落語家になりたい言うたんやろが。
まあまあ、草々。
草々兄さんかて、ここに住め言うたん自分やないですか。それを今度は出て行けやなんて。ひどいやないですか。
年季明けやねんからしゃあないやろが。
最悪や。最悪の誕生日や。草々兄さんのせいで最悪や。
は、何が俺のせいやねん。
あの座布団、何で捨てたりしたんですか。
俺が捨てたんを、お前が勝手に拾うて縫うたんやろうが。
ほやかて、あの座布団は草々兄さんのふるさとや思ったで。
お前が勝手に思うたんやろ。
いらんのやったら、あの時そね言うてくれたら良かったんです。わざわざ人の誕生日に捨てるやなんて。
お前の誕生日なんか知らんちゅうねん。
何で今更、捨てたりしたんですか?
見たくないからや。
は?
お前が出てってまうのに、お前の縫うた座布団なんか、みて暮らしたないからや。ええ加減にせえよ。あんな薄っぺらい壁の向こうで、いそいそと引っ越しの準備なんかしやがって。
いそいそなんかしとらん。私かて、見えんかった。あの壁の向こうで、草々兄さんが何考えとんのか。あの壁が邪魔で、何も見えんのです。

今日からお前が、俺のふるさとや。


脚本を書いた藤本有紀さんは、香港映画の『ターンレフト・ターンライト』を知ってるのかな? (笑)

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