| 2004年 | 香港映画 | ||||||||||||||
| 監 督 | ワイ・カーファイ | ||||||||||||||
| 出 演 | ラウ・チンワン、フランシス・ン、セシリア・チャン、シャーリーン・チョイ、ルイス・クー、ジリアン・チョン、ジョーダン・チャン、クリスティ・チョン、マイケル・ホイ | ||||||||||||||
| あらすじ | |||||||||||||||
| 感 想 |
Mr. Boo!は子どもの頃に見たと思うけど、あまり覚えてなかった。 香港電影城4のP78-80を参考にして、対照表。
ランプをこすったら現れたのが、魔法学校の生徒、ハミー・ポッポー(笑) セシリア・チャンはキノコ頭も分厚い眼鏡もすごく似合ってた。 ご主人様はどっち? 願いを言って。 願い事を3つ叶えるまでは魔法学校には帰れないのに、みんな信用してなくて願い事を言ってくれない。 ハミー・ポッポーが魔法をかけても、いつそれが効くか分からないのがおっかしい。何で魚の干物が電話なの? ハミー・ポッポーは追いはぎ強盗、キンに捕まる。最初はフランシス・ンだって気が付かなかった。ザ・ミッションなどの演技とは全然違って、すごく楽しそう。 ハミー・ポッポーはお箸(実は妹)を落としてしまった。お箸はTWINSに変身。最初にお箸をなめた追いはぎ強盗、キンの手下になる。 "お箸ツインズ"よ。 カオルーン ホンコン ここは愛する街。あなたの香港。 バスの中ですごく楽しそうに歌ってる。髪をアップにしてるんだけど、それがソフトクリームみたいでおもしろい。 ハミー・ポッポーのいとこ、バグはぬいぐるみでかわいい。と思ったら、ウンチをして汚ったなーい!(笑)マイケル所長は怒って、バグを窓から放り投げた!! すると、バグは巨大化して仕返しに来た。(笑)マイケル所長がソーセージのヌンチャクで戦うのがおもしろすぎ〜。 マイケル所長の手下サムは、カンフーの達人でかっこいい。もちろん、ブルース・リーのかけ声。バグとはカジキマグロを手に対決。(笑) マイケル所長のもう一人の手下、フグのいとこのジェーンが探偵事務所にやって来た。ジェーンを演じたクリスティ・チョンは、目がすごくセクシー。 みんなでディスコで踊るシーンがすごく楽しそうでいい。 夢ではない、今この時を楽しもう。 サムとハミー・ポッポーはだんだん親密になって、バグとの三角関係に。 あたしにとってバグは ハンサムすぎて釣り合わない。 そんなせりふでバグが納得して涙を流して去っていくなんて。(笑) ただのお馬鹿映画じゃなくて、考えさせられるせりふも。 好きなだけフワフワすればいい。 悪くない人生だ。 日本語字幕で見終わった後は、rabiovskyさんお勧めの日本語吹替えでちょっとだけ見た。日本語字幕を表示させたまま音声を日本語吹替えにしたら、微妙に訳が違う。やっぱり吹き替えのほうが情報量が多い。マイケル所長を吹き替えてる広川太一郎先生は、時々全然字幕と違うよ〜。(笑) rabiovskyさんのおっしゃるとおり、マイケル所長がしゃべってないときもしゃべってる。(笑) ちょっと寒い駄洒落のオンパレード。(笑) マイケル所長は、「鶏肉だけに取りにくい。取り逃がした」なんて言ってないよ!! (爆) |
| 2003年 | 中国(香港)映画 |
| 監 督 | ダンテ・ラム |
| 出 演 | イーキン・チェン、シャーリーン・チョイ、ジリアン・チョン、エディソン・チャン、アンソニー・ウォン、ジョシー・ホー、ミッキー・ハート、カレン・モク、ジャッキー・チェン |
| あらすじ | 吸血鬼ハンターのリーヴ(イーキン・チェン)のところに、見習いのジプシー(ジリアン・チョン)がやって来た。リーヴの妹、ヘレン(シャーリーン・チョイ)は、恋人と別れてすぐにカザフ(エディソン・チャン)と知り合う。カザフは吸血鬼王族最後の王子だった。 |
| 感 想 |
TWINSはアクションも出来るアイドルだった。 ヘレンはキュートでちょっとわがまま。カザフはあちこち振り回されて、おっかしい。ジプシーはちょっと陰があるように感じた。ジプシーはリーヴに憧れて助手になる。リーヴの家でいきなりヘレンとジプシーはけんかしてしまう。ぬいぐるみをめぐってお互いムキになって戦うのがかわいい。アクションはちゃんと形になっていた。 ヘレンが恋したカザフは、吸血鬼なのにちょっと変。 血を飲んでも血は吸わないんだ。 吸血鬼は太陽が苦手なのに、ヘレンとのデートの約束を昼の12時にしてしまった。それで、日焼止めクリームを塗って出かける。時間を夜にすればいいのに〜と思ってたら、ヘレンにも同じ突っ込みを入れられた。(笑) 他にも吹き出してしまう場面がいろいろ。 ヘレンとカザフは結婚パーティーの会場で新郎ジャッキー(ジャッキー・チェン)、新婦アイヴィー(カレン・モク)と知り合う。カレン・モクはちょっとしか出てないのに、ちゃんと笑いをとっておいしい。結婚式をぶちこわしに来た男をけり倒すのがかっこいい。ジャッキーは、救急車でのアクションがすごかった。そこでも笑うシーンが。 ヘレンはジプシーに、恋人のカザフは吸血鬼だと打ち明ける。 あなたから兄弟に口添えしてくれないかな。 ジプシーは最初は断ったけれど、「助けて、義姉さん」とお願いされて協力することにする。 ジプシーはリーヴに打ち明ける。 二人は恋してるの。 奴は吸血鬼だぞ。同盟の誓いを忘れたか? 私も恋してるから気持ちが分かる。 相手が誰でも関係ないのよ。 いろいろあって、あまりにもかわいそうすぎるシーンに。吸血鬼モノなら良くあるパターンなのかもしれないけれど。 そして、ジプシーとヘレンが、まさにTWINSになって吸血鬼たちと戦うシーンはすごい! クローサーのヴィッキー・チャオみたい。 |
| 2004年 | 香港映画 | ||||||||||||||
| 監 督 | ドニー・イェン | ||||||||||||||
| 出 演 | シャーリーン・チョイ、ジリアン・チョン、イーキン・チェン、テレサ・モウ、クリス・イェン | ||||||||||||||
| あらすじ | 自分を宇宙人だと信ている女の子サンディ(シャーリーン・チョイ)と、フルネームを呼ばれると凶暴化しちゃう大学生のロウ・キュー(ジリアン・チョン)。提示版で住み込みの仕事の張り紙を見つけた2人は、争うようにタクシードライバーのロー・ダイ(イーキン・チェン)が運転する車でお屋敷に向かう。そこに住んでいたのは伝説の正義のヒロイン・黒薔薇(テレサ・モウ)。 | ||||||||||||||
| 感 想 |
私はおもしろかったけど、黒薔薇VS黒薔薇を見てない人には前半はあまりおもしろくないのかな? TWINSの二人がかわいくて、黒薔薇VS黒薔薇の時のような灰汁の強さはあまりない。 ロウ・キューとサンディが宇宙遊泳みたいに歩くのがおもしろい。 さっき会ったばかりなのに気が合うよね。 昔からの友達みたいじゃん 二人は住み込みの仕事のビラを見つけて、それを取り合う。ツインズ・エフェクトでぬいぐるみを取り合うシーンを思い出した。 二人はタクシーで黒薔薇屋敷に向かう。タクシー運転手のロー・ダイを演じたのがイーキン・チェン。やっぱりいい人で、いろんなことに巻き込まれるのがおっかしい。人の心配よりも、ちゃんと前を見て運転しましょう。(笑) ロウ・キューとサンディは黒薔薇屋敷に監禁される。テレサ・モウは黒薔薇VS黒薔薇では監禁される役だったけど、今回は監禁する方の立場。ロウ・キューとサンディをタクシー運転手のロー・ダイが助けに行く。 そうか!! イーキン・チェン=レオン・カーフェイ。テレサ・モウ=ウォン・ワンシー+ファン・ボーボー。シャーリーン・チョイ=マギー・シュウだ!!
他にもバットマンなどいろんなもののパロディがあったらしいけど、私は良く分からなくて残念。 ロウ・キューとサンディは、アイビー党を倒すために黒薔薇の弟子になる。いきなり歌のシーンに。歌は黒薔薇VS黒薔薇の方がずっと良かった。 蛇拳や酔拳は大分前に見たのでうろ覚えだけど、TWINSの二人はちゃんと形になってたと思う。 アイビー党の4人の女の子がみんな個性的でおもしろい。 クノイチニンジャ=手裏剣桜吹雪 ショットガン・レディ=悪魔の拳銃使い クリス・イェン=カンフー女子高生 ポイズン・アイビー=美しい毒のバラ 中でも、ドニー・イェンの妹、クリス・イェンのヌンチャク使いがすごかった。ヌンチャクVS鍋のアクションはすごかった。 最後、ポイズン・アイビーと戦うシーンもおもしろかった。ポイズン・アイビーが使ってたのはプロレス技? チョッキンもDJアメも、見事な伏線!! (笑) 最後のテレサ・モウの髪型は、黒薔薇VS黒薔薇でのレオン・カーフェイのセメントを塗られた髪を思い出した。 |
| 1992年 | 香港映画 |
| 監 督 | ジェフ・ラウ |
| 出 演 | レオン・カーフェイ、ファン・ボーボー、ウォン・ワンシー、マギー・シュウ、テレサ・モウ |
| あらすじ | 脚本家のシュウ(マギー・シュウ)と友達のキュン(テレサ・モウ)は、麻薬組織の殺人現場を目撃。逃げ出す際に義賊・黒薔薇のサインを書き残した。 |
| 感 想 |
『香港電影城』に書かれているレビューによると、香港では6ヶ月弱も公開されていた作品。全体が50年代末〜の歌謡映画のパロディにもなってるそうだけれど、全然知らなくて残念。 シュウがジョギングしている所をチンピラたちにからかわれ、そこをロイ・ケイ(レオン・カーフェイ)が助ける。マギー・シュウがダサイ眼鏡をかけて首を左右に揺らしながらジョギングしているのがすごく変。それに、レオン・カーフェイが初登場するときに取るポーズも怪しすぎる。60年代後半に活躍した二枚目俳優、ロイ・ケイをモデルにしているらしい。 ロイ・ケイはシュウの部屋の鍵を拾い、部屋に忍び込む。そこにシュウが帰ってくる。ロイ・ケイは鼻にセロテープを貼り、砂糖キビの棒で脅すのがおっかしい! シュウは包丁を手に応戦。 シュウは包丁を持ったまま公園に来てしまう。 ダメな女ね。結婚生活も仕事もパアにして。 そこでカップルと出会い、強盗だと勘違いされてしまう。 彼を殺さないで。全部あげるから。 翌朝、シュウはキュンと2人で毛皮を女性の家に返しに行く。そこで麻薬組織の殺人現場を目撃。 逃げるのよ。 ダメよ。あたしたちの指紋を拭き取らなきゃ。 ドア、冷蔵庫、便器、台所、壺、車…と、雑巾で一生懸命拭くのがおもしろい。 せっかく指紋を全部拭いたのに、最後に家を出る時にキュンはドアノブに指紋を残してしまい、馬鹿だ〜。テレサ・モウはちょっと迫力があって、間の取り方がおもしろい。香港では人気のコメディエンヌらしい。 シュウは逃げる前に捜査を攪乱させるためにと、黒薔薇のサインを残した。おかげでシュウとキュンは警察と麻薬組織、そして本物の黒薔薇姉妹から追われることになる。 黒薔薇姉妹もすごく変! 姉(ウォン・ワンシー)は、ベルの合図でカンフーの練習を始める。(爆)。妹(ファン・ボーボー)は、物忘れが激しくて困っていた。それで、忘れないように物の名前を紙に書いて貼っていた。 キュンは麻薬組織に捕まってしまい(そこもおもしろすぎる〜)、一方、シュウは黒薔薇姉妹の家にいた。ロイ・ケイはシュウを助けに行き、黒薔薇姉妹にシュウと一緒に幽閉されてしまう。黒薔薇姉妹の家にはいろいろな仕掛けがあって、くだらないけれどおもしろい。黒薔薇姉妹はロイ・ケイのことをかつて二人で取り合った初恋の人、ケイだと勘違いしていた。 こんなのどうやって話をまとめるんだろう? と、思っていたらちゃんときれいにまとめてさすが。レオン・カーフェイが髪の毛にセメントを付けて歌うシーンもすごかった。みんな体を張って演じているからおもしろい!!! 一番好きなのは、シュウとロイ・ケイがベッドに並んで座って一緒にベッドを揺らすシーン。 |
| 1993年 | 香港映画 |
| 監 督 | ジェフ・ラウ |
| 出 演 | レスリー・チャン、トニー・レオン、レオン・カーフェイ、ジャッキー・チュン、ブリジット・リン、ジョイ・ウォン、カリーナ・ラウ、マギー・チャン、ヴェロニカ・イップ、ケニー・ビー |
| あらすじ | フォン(トニー・レオン)は、王位を狙うために女王(ヴェロニカ・イップ)と組んで王宮を襲う。王となるための印章は第三王女(ブリジット・リン)が持っている。フォンと女王は女占い師(マギー・チャン)に第三王女の居場所を聞く。 |
| 感 想 |
ウォン・カーウァイ監督の映画『楽園の瑕』の撮影が遅れていたので、ジェフ・ラウ監督がそこにいたオールスターたちを使ってわずか8日間で撮った映画。前からずっと見たいと思っていて、DVDがレンタル屋さんに入ったのでやっと見られた。ジェフ・ラウ監督というと、『チャイニーズオデッセイ西遊記』も強烈だったけれど、これはその上を行っている。 何といってもトニー・レオンがすごい! フォン(トニー・レオン)は、いきなりけたたましい笑い声とともに登場。女王(ヴェロニカ・イップ)と協力して王宮を襲う。カンフーの動きがすごく早くてびっくりした。早送りしてるのかな? フォンが使うのが、ガマ神術。 ヴェロニカ・イップは『赤い薔薇、白い薔薇』以来久し振りに見た。 フォンと女王は、王の印章を持っているという第三王女(ブリジット・リン)の居場所を女占い師(マギー・チャン)に聞きに行く。マギー・チャンはやっぱりおっかしい! おなかにムカデがいて動けないのよ。 太鼓を敲くとムカデが暴れて、苦悶しながら踊るのが爆笑! 第三王女は名馬に乗って九官山に向かっていた。 ブリジット・リンは馬に乗る姿も決まっていて格好いい。使うのが無限神術。まだきちんと究めてないらしくて、ワンテンポもツーテンポも遅れて相手に届くのがおもしろい。 今度は誰を狙った? フォンは、女占い師からもらった無敵の飛行グツ(爆)を履いて、第三王女を追って空を飛ぶ。でも、なぜかクツが発火してクツを下に落としてしまう。フォンは木に激突。トニー・レオンは、他にもかわいそうなシーンがたくさん。 チョウ(カリーナ・ラウ)の兄弟子(ケニー・ビー)は、フォンが下に落としたクツが頭に当たって死んでしまう。チョウは兄弟子の敵を討ちに向かう。 カリーナ・ラウまでこんな映画に出てるなんて! 最初は誰だか分からなかった。チョウの使う三花聚頂掌もおもしろい。 前進が後退。上りが下りだ。 第三王女は、フォンと対決するためにヤオシ(レスリー・チャン)と一緒に九陰真経典を取りに九陰白骨洞に向かう。そこには3匹の怪物がいる。ここでもまたくだらないシーンの連続で、ついつい笑ってしまう。 レスリー・チャンはやっぱりきれい。使うのが流し目剣法。ヤオシの妹弟子(ジョイ・ウォン)が使うのは愛ひとすじ剣法。ジョイ・ウォンはいつものジョイ・ウォン。チョウが「ジョイ・ウォンのように高慢な女だ」と言うシーンがあっておっかしい。 ホンチ(ジャッキー・チュン)はヤオシの妹弟子にフラれてしまい、自殺することに決める。崖から飛び下りたら、ちょうど必死で上まで登ってきたフォンとぶつかって二人とも下に落ちてしまう。ホンチはフォンに「手向かいはしないので殺してくれ」と頼む。でも、フォンが攻撃するとホンチはついつい体が勝手に反応して反撃してしまう。二人のやり取りが延々と続いて、くだらないけれどおもしろい。 放してくれ。もう体中ボロボロだ。 ああ、トニー・レオンはかわいそう。唇は腸詰めのように腫れてしまっている。 ホンチはヤオシの妹弟子にもう一度求愛する。歌って踊ってすごく楽しそう。でも、またフラれてしまう。 レオン・カーフェイはあまり目立たなかったけれど、最後においしいところを全部持っていく。ああ、なんてお正月映画らしい終わり方。 |
| 1986年 | 香港映画 |
| 監 督 | ツイ・ハーク |
| 出 演 | ブリジット・リン、サリー・イップ、チェリー・チェン、マーク・チェン、チョン・コッキョン、ウーマ、ツアン・コン、チョン・プイ |
| あらすじ | 1913年。辛亥革命後の北京。曹雲(ブリジット・リン)は、袁世凱の不正を暴くために海外留学から帰ってくる。曹雲の父親、曹将軍(ツアン・コン)から証拠となる機密文書を何とか盗もうとする。 |
| 感 想 |
ブリジット・リン、チェリー・チェン、サリー・イップという80年代を代表する女優の競演。古い映画なのでレンタル屋さんに置いてなくてあきらめていた。ちょっと遠くにあるレンタル屋さんを新しく開拓したら、発見。 ブリジット・リンを初めて見たのは、「恋する惑星」の女刑事役。でも、それは珍しい役だった。昔は、ずっと男装の麗人として有名だった。今回もショートカットの髪型でかっこいい。秘密警察との銃撃戦も迫力があった。 チェリー・チェンを初めて見たのは、「誰かがあなたを愛してる」。チョウ・ユンファとの共演で、ちょっと気が強そうな役だった。今回は全然印象が違って驚いた。チェリー・チェンが演じたのが、お金や宝石が大好きで、中国を出て他の国に行きたいと夢見ている旅芸人の湘紅。動きがちょこまかしていておもしろい。血を見たりして気を失うシーンが何回かあって、かわいい! サリー・イップを初めて見たのは、「上海ブルース」。本業は歌手なのに、お馬鹿演技の連発で何度も爆笑だった。今回演じたのは、京劇一座の座長(ウーマ)の娘、白[女丑](女へんに丑)。舞台に出たいと一人黙々と練習しているのに、それはずっと許されなかった。 女を出すわけにはいかない。 とんでもないことを考えやがって。 今度は男に生まれてこい。 女に芝居は無理さ。 何度かある京劇のシーンの美しさをどう表現したらいいのか全然分からない。サリー・イップはこの映画のために6〜7ヶ月も特訓を受けた。花形女優(もちろん男が演じている)の花(チョン・プイ)の代役でついに舞台に立つ白[女丑]。曹雲は、父親と一緒にその京劇を見ていた。湘紅は、京劇一座に隠れていて、白[女丑]と一緒に舞台に出てしまう。白[女丑]と湘紅の立ち回りがおもしろい! 白[女丑]の父親は激怒。劇場も秘密警察によって閉鎖されてしまう。落ち込んでいる白[女丑]を曹雲が励ますシーンがすごくいい。 これを着て。 放っといて。 いい芝居だった。 それが何よ。みんな女の私を笑ってた。 違うわ。ほめてたわ。あなたは立派な役者よ。気を落とさずに頑張って。 その後に、雪が少し舞う中でサリー・イップが歌う主題歌が流れる。湘紅は京劇一座から叩き出されて、寒さに震えている。それを見て、曹雲と白[女丑]は湘紅のところに駆け寄り、3人は仲良くなる。 湘紅と白[女丑]が曹将軍を誘惑するシーンもおもしろい! 「北京オペラブルース」で印象的なのが、父と娘の関係。曹雲は、国の将来のために父親を騙すことに苦悩していた。曹雲の父親は、最後まで娘はゲリラではない、と庇っていた。白[女丑]の父親は、娘が舞台に出ることには反対していたが、娘のことはすごく心配していた。いろいろあったあとに娘と再会するシーンがすごくいい! 曹雲、湘紅、白[女丑]の仲間達は、秘密警察に追われて次々にピンチに見舞われる。最後までハラハラ。そして、最後の劇場での京劇のシーンと、その後にある銃撃戦のシーンがすごい迫力。 展開がめちゃくちゃに早くて、ついて行くのが大変。ストーリーの合間に挟まれた小ネタがおもしろい。 参考文献 香港電影城4 香港映画時代 冬門稔弐・他 |
| 1984年 | 香港映画 |
| 監 督 | ツィ・ハーク |
| 出 演 | ケニー・ビー、シルビア・チャン、サリー・イップ、ロレッタ・リー |
| あらすじ | 1937年の上海。ナイトクラブの道化で生計を立てているドレミ(ケニー・ビー)は、路上で空襲に遭い、橋の下に避難する。そこで、若い女シュウ(シルビア・チャン)を助ける。そして、「もし、戦争が終わってお互いに生きていたら、10年後に会いましょう」と、約束する。だが、空襲のどさくさでお互いに名乗りあわないまま別れる。 「君の名は」に似ているけれど、ここから先は全然違います。 10年後、ドレミとシュウは、お互いに知らずに同じアパートの上と下に住んでいた。そこに、ドレミに一目惚れした田舎娘の踏み台(サリー・イップ)が現れて……。 |
| 感 想 |
1947年というと、戦争が終わってすぐの大変な時代。そんな中でみんなたくましく生きているのが印象的。 ドレミは、いろいろな仕事を叔父と一緒にやりながら、シュウと再開することを夢見てシュウのために曲を書いていた。ドレミの叔父は、南の島へ行く夢のためにお金を貯めていた。シュウが働いていたクラブでは、女同士のいさかいが絶えない。田舎から出てきた踏み台は、仕事を探して一日中歩き回る。保母さんの仕事の面接を受けに行ったはずが、そこはカレンダー女王の選考会場で、……。橋の下で暮らしている人たちは、交代で血を売って食料を手に入れていた。 でも、全然深刻でないのは、次から次に出てくるおもしろすぎるシーンのおかげ。 サリー・イップは、香港や中国では有名な歌手なのに、お馬鹿さん演技が全開。シルビア・チャンは大女優なのに、この映画ではなりふりかまわない演技。 そして、一番よかったのがシュウと踏み台の友情。田舎から出てきた踏み台は、行き場がなくて川を眺めていた。それを見たシュウは、自殺しようとしていると勘違いし、助けようとして逆に自分が川に落ちてしまう。それを踏み台が助け、 「自殺したいのは私のほうなのに」 シュウと踏み台はシュウのアパートで一緒に暮らすようになり、だんだん打ち解けてくる。でも、そのあといろいろあって、……。 そして、何回見ても泣いてしまうラストシーン。「ああ、良かった」。 |
| 1988年 | 香港映画 |
| 監 督 | ジョニー・トー |
| 出 演 | チョウ・ユンファ、レイモンド・ウォン、ジャッキー・チュン、チェリー・チェン、ドゥ・ドゥ・チェン、ファニー・ユン、ファン・ボーボー |
| あらすじ | 料理番組の司会をしているフォン(レイモンド・ウォン)、演劇学校に通うロン(チョウ・ユンファ)、漫画家のサン(ジャッキー・チュン)の三兄弟は、一緒に暮らしている。電話が混線したことから、3人はそれぞれ彼女と知り合う。 |
| 感 想 |
三兄弟がお互いにかばい合うのがいい。特にフォンはなんていい人! ロンは女言葉を使うプレイボーイ。婚約者のドゥドゥ(ドゥドゥ・チェン)がいるのに、いろいろ浮気している。ロンは、ビューティフル(チェリー・チェン)に一目惚れ。 チェリー・チェンはコケティッシュな役。大声ではしゃいだりするのが全然わざとらしくなくておもしろい。ロンはビューティフルにアタックしたけれど、「彼がいるから」と断られる。それで、兄の車で後をつけて、うまくビューティフルを彼から奪う。 サンは、イェンイェン(ファニー・ユン)と知り合ったけれど、イェンイェンにも彼がいた。卓球でこてんぱんにやっつけられてかわいそう。でも、ロン、ドゥドゥ、フォンらが協力して無事に二人は婚約する。その婚約パーティーで、ロンは性懲りもなくビューティフルと浮気していた。そこにロンの婚約者、ドゥドゥが帰ってきて大騒ぎになるのがおもしろい。ビューティフルは、ロンとフォンの間を行ったり来たり。(爆笑) どういうこと。 キスしたり押し合ったり。 みんな体を張って演じているのでおもしろい。 ドゥドゥ・チェンは怒った顔が怖くて印象的だけれど、笑顔はきれい。 フォンは京劇役者のウー(ファン・ボーボー)とせっかく親しくなったのに、弟をかばってウーさんに誤解されてしまう。 フォンはロンに「ドゥドゥはいい人だから大切にしろ」と言う。それで、ロンは花束を持ってドゥドゥの家に行く。でも、ドゥドゥは当てつけに他の男とデートする。ロンは、ずっと我慢して近くで見ていたけれど、 いい加減にしろ。もう帰ろう。 でも、ドゥドゥはまだ許さない。ロンはドゥドゥに渡そうと思っていた指輪をプールに落とし、拾おうとしてプールに落ちてしまう。 あら 泳げないのに。 ドゥドゥがプールに飛び込んでロンを助け、仲直りをしてああ、良かった。でも、フォンはウーさんに誤解されたままなのでロンもドゥドゥも素直に喜べない。そこで、京劇の舞台でフォンとウーさんを仲直りさせるのがいい。 |
| 1986年 | 香港映画 |
| 監 督 | ケニー・ビー |
| 出 演 | ケニー・ビー、アニタ・ムイ、チョウ・ユンファ、ジョイ・ウォン、バリー・ウォン、ウー・マ |
| あらすじ | ファー選手(チョウ・ユンファ)は、妻のチャイチェン(ジョイ・ウォン)の浮気性に頭に来ていた。ロベルト(ケニー・ビー)は、妻のアニタ(アニタ・ムイ)に完全に尻にしかれていた。ファーとロベルトは酒場で妻の悪口を言い合いながら意気投合。お互いの妻を殺そう、と約束する。 |
| 感 想 |
チョウ・ユンファ演じるファー選手は、サッカーチームの主将でゴールキーパー。妻はミス・マレーシアのチャイチェン(ジョイ・ウォン)。きれいな奥さんでみんながうらやむと思いきや、ファーは妻の浮気性に怒り狂っていた。今はチームドクターとの仲を疑っている。チャイチェンは、チームの男みんなと親しく話して記念写真を撮ったりして楽しそう。ジョイ・ウォンは、この時19歳だそうです。 同じくサッカー選手のロベルト(ケニー・ビー)はダメ亭主で、妻のアニタ(アニタ・ムイ)の尻にしかれている。アニタは、「いつまでもサッカーが出来るわけではないのよ。将来のことは考えてるの!」などとロベルトを怒鳴りつける。アニタ・ムイは、気の強い女の役がぴったりすぎる。ロベルトは怒って家を飛び出し、車をすごいスピードで走らせる。 何て事だ。俺は亭主だぞ。 ロベルトは酒場でファーと出会い、一緒に酒を飲む。そして、お互いの妻を殺そうと約束。 アニタは「ロベルトにちょっと言い過ぎたかしら」と反省。ごちそうを作ろうと思い、中華包丁で雄鶏と格闘中。そこへファーが包丁を手にアニタを殺しにやってくる。2人で包丁を手に戦うシーンが、かっこよくておもしろい。アニタ・ムイもアクションが出来るからちゃんと型が決まっている。ファーはアニタの気迫に押されて殺害は失敗。アニタはロベルトが殺し屋を頼んでいたことに怒って家を出てしまう。 朝になって、ロベルトが家に帰るとファーが寝ていた。ファーは、「アニタを殺してしまった」と言う。何でアニタの死体がないのに、ロベルトはそれを信じたんだろうと思いつつ。今度はファーの妻をロベルトが殺すことに。2人でいろいろ計画を立てるのがおもしろい。テレビをプールに落として感電させる。レンズで太陽光を集めてガス爆発させる。氷のナイフをパチンコで飛ばす。プールにピラニアを放す。プールサイドのチェアーに座るとギロチンが落ちてくる。 チャイチェンがプールに足をつけてバタバタさせている前で、ロベルトがテレビに映されている京劇に合わせて歌うシーンがいい。ロベルトは何とかテレビをプールに落とそうとするが、うまくいかなかった。他の方法も全部失敗して、逆にロベルトやファーが仕掛けにひっかかってしまうのがおもしろすぎるー。 アニタとチャイチェンは、ケーブルカーに乗って山頂へ向かう。それを追って、ロベルトが石段を駆け上っていくのがかっこいい。ファーは、タクシーでその横をにこにこしながら通り過ぎる。チョウ・ユンファは、終始笑顔で演じていて楽しそう。 |
| 1988年 | 香港映画 |
| 監 督 | チョー・イエン |
| 出 演 | チョウ・ユンファ、ジョイ・ウォン、サリー・イップ、レイ・チーホン、ン・ガーライ、シン・フィオン |
| あらすじ | ある雨の日、証券マンのファ(チョウ・ユンファ)は、ふたりの美女と時間差で知り合う。1人はスチュワーデスのサリー(サリー・イップ)、もう1人はブティックの店長ジョイ(ジョイ・ウォン)。優柔不断なファは、2人とゴールイン(重婚)。つじつまを合わせるために、親友のチーホン(レイ・チーホン)や親友の恋人のガーライ(ン・ガーライ)も巻き込まれて大混乱に。 |
| 感 想 |
ジョイとサリーの両方と結婚したファ。そんなことして大丈夫なわけないのに、つじつまをあわせるためにすごい努力。そのやり方があまりにもくだらなくて、おっかしい。 それに巻き込まれるチーホンはかわいそう。恋人のガーライには、浮気しているように誤解され、アンモニアをかがされ、ケーキの中に顔を押し付けられ、……。 ジョイとサリーとファの3人で歌って踊っているシーンが楽しそう。チョウ・ユンファは、「男たちの挽歌」とかとはうって変わって、おバカさんになりきっているのがすごい。 とうとう重婚がバレてしまい、……。ジョイ・ウォンもサリー・イップもすごい美人なのに、やることがすさまじい。 |
| 2001年 | 香港映画 |
| 監 督 | パトリック・レオン |
| 出 演 | ラウ・チンワン、ルイス・ク−、カリーナ・ラウ、ジジ・リョン、青山知可子、カレン・モク、スティーブン・フォン、吉岡美穂、樋口明日香 |
| あらすじ | 女性だけで運営されてきた日本の大手下着メーカー「シス」が、新たな戦略として 男性デザイナーによる《究極のブラジャー》の開発を決定した。 3ヶ月の期限で新ブランドによる中国市場の開拓を命じられた香港支社長のサマンサ(カリーナ・ラウ)は、 男性社員の起用に戸惑いながらも社命に従うしかない。そして多数の応募者の中から選ばれた、 プレイボーイのウェイン(ルイス・クー)と、やたら強気な小心者のジョニー(ラウ・チンワン)。 「シス」初の男性社員に対する女性スタッフの熱烈な歓迎に、ふたりはすっかり有頂天になってしまう。 しかしただひとり男性社員の起用に納得の出来ないチーフデザイナーのレナ(ジジ・リョン)だけは、 仕事もしないでバカ騒ぎばかりしている彼らに次から次へと恥ずかしい試練を与える。 (ちらしより) |
| 感 想 |
こんなおもしろい映画の感想はどうやって書けばいいんだろう? シスグループに初の男性社員、ウェイン(ルイス・クー)とジョニー(ラウ・チンワン)がやって来た。視線で女子社員たちを倒していくのがおっかしい。でも、レナ(ジジ・リョン)には視線をはね返された! レナはツンツンしてて、時々「ハッ」と奇声を発しておもしろい。また背が高いことをネタにされてる。(笑) ウェインとジョニーがウォーター・ブラを使ってオフィス・ビーチバレーをやってたら(笑)、レナに怒られた! ブラで遊ぶのはやめて。 街で全種類のブラを買ってきて、 それぞれの特徴を私に説明して。 いいわね? それで、2人で恥をかきながらブラを買ってきて、いろいろ研究。そして作った"ジップ・ブラ"は、大失敗。(爆) いいブラがどういうものか分かる? ジョニーの目の前で、サマンサ(カリーナ・ラウ)はシャツのボタンを外してブラジャーを見せ、いろいろ説明。ジョニーは、顔を真っ赤にして聞いてる。(笑) カリーナ・ラウは大女優なのに、こんな映画にも出てすごく楽しそう。008皇帝ミッションでもチャウ・シンチーと夫婦漫才してたなあ。 せっかくウェインが大学から女性の体系に関するデータを苦労して借りて来たのに、レナは冷たく言い放つ。 こんな資料どうするの? 前から会社にあるわ。 資料を渡したところで ブラを理解できる? しょせんは男。 胸がある感覚は分からないでしょ。 だから男に頼むのは反対だったのよ。 ゲームをやる? そして、いよいよ一番爆笑したウェインとジョニーのブラ装着シーンに。こんなの言葉で説明できないよ〜。ジョニーは胸に人工乳房をのせ、ウェインは水風船をのせ、ブラを付けるのに悪戦苦闘。(爆) レナは、吹き出しながら正しいブラの付け方を説明してる。(爆) ジムでランニングマシーン、ベンチプレスをやり、次はエアロビクス。巨乳は大変だ〜。(爆) ウェインとレナ、ジョニーとサマンサがそれぞれ組んで仕事をすることに。ちょうどその時、レナもサマンサも失恋。なんか都合がいい展開だけど、ま、いいか。 実は女性にとっては テクニックなんてどうでもいいの。 ただ男の人に 強くしっかりと抱きしめられたい。 ギュッとね。 ジョニーとサマンサが結ばれるシーンも、その後のシーンも爆笑! ただのお馬鹿な映画じゃなくて、深い意味がありそうなせりふも。 俺は女を分かってないと思ってたが、 俺が分かってなかったのは自分だった。 場面によってブラも変わるわ。 女は複雑だからなかなか満足しない? 複雑じゃない。実はすごく単純なの。 単純すぎて男性は信じないのよ。 そして、ついに究極のブラが完成!! ウェインとレナ、ジョニーとサマンサもうまくいったみたいで、めでたしめでたし。 |
| 2005年 | 香港映画 |
| 監 督 | ロニー・ユー |
| 出 演 | ジェット・リー、中村獅童、スン・リー、原田眞人、ドン・ヨン、コリン・チョウ、ネイサン・ジョーンズ |
| あらすじ | 少年時代は病弱だったフォ(ジェット・リー)は、優れた武術家の父(コリン・チョウ)に反対されながらもこっそり稽古を続けて天津一の格闘家と言われるようになった。しかし、その傲慢さが原因で最愛の母親と娘を亡くしてしまった。 |
| 感 想 |
ジェット・リー、かっこいい。弁髪だからワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナのシリーズを思い浮かべながら見てた。 フォは武術を習いたいのに、お父さんは反対。 道場には来るなと命令したはずだ。 お父さんは、フォはまだ武術の本当の意味が分かってないのを見抜いてたのかな? お母さんもフォに諭す。 人を倒すことではなく 自分に克つこと。 ケンカや復讐のためじゃない。 でも、フォは父に隠れて武術の稽古を続け、天津一をめざすようになる。お父さん、お母さん、そして親友のノン・ジンスン(ドン・ヨン)の言葉は全然耳に届かない。 まだ闘うのか? きりがないぞ。 もっと人柄を見極めて 付き合いをしたらどうだ。 そして、とうとうフォは取り返しの付かないことをしてしまう。失って初めて大切なものに気が付くものなのが悲しい。 そんなフォを、盲目のユエツー(スン・リー)とおばあさんが助けてくれた。スン・リーは初めて見た。目がすごくきれい。 辛い時は思いっきりお泣き。 涙が涸れたら元気が出るよ。 洗わないとほつれるけど、 良く洗うとさらさら。 互いに敬えば仲良く暮らしていける。 フォはずっと闘ってばかりで、周りの景色、人を見る余裕が全然なかったんだと思う。フォはユエツーとおばあさんからたくさんのことを学んだ。そして、フォは天津に帰る。親友のノン・ジンスンはフォのことを見捨てず助けてくれて、何て素晴らしい友情。 フォは相手にケガをさせないように闘うようになったのがすごい! 武闘を持って友となる。 ノン・ジンスンは精武体操会を設立するために、また助けてくれた。 君の理想に比べれば 料亭なんてちっぽけなもの。 そして、フォは中国人の名誉のために最後の闘いへ。 中村獅童は後半にちょっと出ただけなのに、すごく目立っておいしい。 私の心は騙せない。 お前は日本人の恥だ。 フォの最期は立派すぎる。 報復などしてはならない。 見苦しい報復よりも、 自分を磨くことが肝要だ。 |
| 2003年 | 中国=フランス映画 |
| 監 督 | ロウ・イエ |
| 出 演 | チャン・ツィイー、仲村トオル、リィウ・イエ、フェン・ヤンチェン、リー・ビンビン |
| あらすじ | 1930年初頭の上海。満州で出会って恋に落ち、国の争いに引き裂かれ、上海で再会したシンシア(チャン・ツィイー)と伊丹(仲村トオル)。国境を越えた二人の恋は、さらに過酷な運命を辿った。 (ちらしより) |
| 感 想 |
最初から悲劇の匂いがいっぱいな映画。戦争への、そして中国を侵略した日本軍への怒り、憎しみをすごく感じた。せりふが少なくて、顔の表情などで見る映画。公式サイトを見たら、いろいろ見落としていた。 チャン・ツィイーは役に完全に入り込んでて、すごい!! グリーン・デスティニーなどで見せたやんちゃさは全然なくて、貧しいレジスタンスのメンバーになりきってた。 伊丹と離れ離れになる時の表情、目の前で兄を殺されてしまった時の表情、レジスタンスの任務のために伊丹と再会する時の表情がすごい。そして、予想通り悲劇になってしまうラストの表情の変化がすごすぎる。 人違いから悲劇に巻き込まれてしまうスードゥー(リィウ・イエ)と、その恋人のイーリン(リー・ビンビン)がかわいそうすぎる。スードゥーとイーリンがレコードをかけて踊るシーンはすごく幸せそうだったのに。 愛して欲しいの。 振り向いて欲しいの。 リー・ビンビンは聞いたことがある名前だと思ったら、ただいまでタウランを家まで送った女監獄主任だった。リィウ・イエは悲痛な表情が多くて、本当にかわいそうな役だった。 満州でシンシアと一度は別れて日本に帰国した伊丹は、3年振りに上海でシンシア(今はレジスタンスのメンバー、ディンホエ)と再会。 ここからネタバレです。 伊丹はどこまでシンシアのことが好きだったのか私には良く分からなかった。 僕たちにたとえ何が起きようと、 満州でのことは忘れられない。 と言ったのは本心だったのか? と思ったら、Movie Gong Vol.39に載ってたインタビューに全部書いてあった。また見落としてたところがあった。(汗) 最後はびっくりした。それはないよ〜と思いつつ、もう一度最初から見たくなった。 何のために闘うの? そろそろ行かないと。 時間に遅れる。 どうした? 平気か? 怖いのよ。 ずっと泣きたかった。 |
| 2004年 | 中国、日本映画 |
| 監 督 | チャン・イーモウ |
| 出 演 | 高倉健、リー・ジャーミン、ジャン・ウェン、チュー・リン、ヤン・ジェンボー、寺島しのぶ、中井貴一(声の出演) |
| あらすじ | 高田剛一(高倉健)は、嫁の理恵(寺島しのぶ)からの電話で息子、健一(中井貴一:声の出演)が肝臓ガンの末期であることを知り、見舞いに行く。ところが、長年の確執から息子は会ってくれなかった。理恵から渡されたビデオを見て、剛一は健一が中国の仮面劇に魅せられていたことを知る。 |
| 感 想 |
これは中国でも大人気の高倉健さんの、今までのイメージそのままな映画。チャン・イーモウ監督は、「いつか高倉健さんの映画を撮りたい」とずっと願っていた。 やっぱりチャン・イーモウ監督は好き。この映画も幸せ三部作やHEROと同じく「世の中がこうなりますように」という願いが込められていると思った。 ここからネタバレです。 一番印象に残ったのは、父親の息子を想う気持ち。 剛一は、健一のためにリー・ジャーミンの舞う『単騎、千里を走る。』を撮影に中国まで行く。でも、リー・ジャーミンは刑務所に入っていた。「仮面劇なんだから、リー・ジャーミンじゃなくてもいいだろう」と言われても、剛一は納得できなかった。「刑務所まで撮影に行く」と言う。ガイドさんたちは、最初は「そんなの無理だ」とあまり協力してくれなかった。でも、剛一の「健一ともう一度やり直したい」という気持ちがガイドさんたちを動かした。諦めずに説明すれば、ちゃんと気持ちは伝わるんだと思った。 やっと刑務所での撮影が許可されたのに、リー・ジャーミンは涙が止まらなくて歌えなかった。リー・ジャーミンにも息子がいて、事情があって生まれてから8年経ったのにまだ一度も会ってなかった。剛一は、リー・ジャーミンと息子のヤン・ヤンを会わせるために、ヤン・ヤンを石頭村まで迎えに行く。剛一もリー・ジャーミンも同じ父親だから、剛一はリー・ジャーミンの辛さが良く分かったんだと思った。 ああ、でも、ヤン・ヤンは急に父親に会えと言われても困るんじゃないかなあと思ったら、やっぱりヤン・ヤンは逃げ出してしまった。ヤン・ヤンと剛一は山中で迷ってしまう。剛一がヤン・ヤンの後を黙って付いて行く姿は何かあの子を探してみたいだ。 ヤン・ヤンを追いかけながら 私は健一を追いかけているのだった。 しかし、どこに向かうのか どんな結末になるのかさぱり分かりません。 笛やカメラのおかげで二人の気持ちが通じるのがおもしろい。 ヤン・ヤンの心の中では一度も会ったことない 父親はどんな父親なんでしょうか? 健一の中では私は、 どんな父親なんでしょうか? 剛一とヤン・ヤンが別れる時、剛一がヤン・ヤンを1分間抱きしめるシーンが感動。「抱きしめる」というのは何て素晴らしい愛情表現。剛一は健一のことをこんな風に抱きしめたことはなかった。 お嫁さんの理恵の、剛一と健一が仲直りして欲しいという願いも素晴らしかった。 家族揃って食事が出来たらな。 剛一が健一を見舞いに来た時、健一は会わなかった。理恵は剛一を気遣って、 健一さんは病気のせいで 気分が悪かったんだと思います。 理恵は剛一から「中国まで行ったことを健一には言わないように」と頼まれていたのに、健一に話してしまった。 お父さん帰って来て下さい。 健一さんにはお父さんが中国に行かれた それだけでかけがえのない贈り物です。 剛一が日本に帰る前に、健一は亡くなってしまった。健一は理恵に父親への気持ちを伝え、理恵はそれを手紙に書き留めた。 僕自身も逃げていたんです。 仮面を被って素顔を隠して来た。 会いましょう。素顔で会いましょう。 もう手遅れだったのが辛すぎる。剛一は、健一がもう亡くなったのを知りながらそれをリー・ジャーミンにはもちろん話さずに、リー・ジャーミンの舞う『単騎、千里を走る。』を撮影するのがすごい。 リー・ジャーミンが剛一の撮ったヤン・ヤンの写真のを見るシーンも感動。 |
1.嫌われ松子の一生
2.単騎、千里を走る
3.パープル・バタフライ
4.SPIRIT
5.ウィンター・ソング
韓国映画がベスト5に入らないなんて、初めてだ。他に、タイフーン、かもめ食堂、フラガール、PROMISEなどがおもしろかった。
嫌われ松子の一生の感想は、こちら。
2.単騎、千里を走る
3.パープル・バタフライ
4.SPIRIT
5.ウィンター・ソング
韓国映画がベスト5に入らないなんて、初めてだ。他に、タイフーン、かもめ食堂、フラガール、PROMISEなどがおもしろかった。
嫌われ松子の一生の感想は、こちら。
| 2000年 | 日本映画 |
| 監 督 | 中田秀夫 |
| 出 演 | 荻原聖人、中谷美紀、光石研、國村準、夏生ゆうな |
| あらすじ | 便利屋の黒田(荻原聖人)は、美貌の人妻・佐織理(中谷美紀)から「私を誘拐して下さい」と頼まれる。夫の愛を確かめたいから。 |
| 感 想 |
原作は、『さらわれたい女』 歌野晶午。歌野晶午はまだ『葉桜の季節に〜』しか読んでなかった。 黒田は、狂言誘拐だとばれないようにといろいろ佐織理に注意する。ところが、黒田が佐織理の隠れてる部屋に夜戻ると佐織理は死んでいて、佐織理を殺した犯人から電話が。黒田は死体を始末させられる羽目に。黒田は、誰が自分を罠にはめたのかを調べ始める。 これはおもしろい。先に原作を読めば良かった。 映画のラストは何かちょっと不満だったけど、原作はあちこちのミステリサイトを見るとすごく評判がいい。 |
| 2004年 | 日本映画 |
| 監 督 | 池田敏晴 |
| 出 演 | 豊川悦司、麻生久美子、高橋歩、樋口浩二、石丸健二郎、阪田瑞穂、小野みゆき、三輪明日美、二木てるみ、寺田農、阿部寛 |
| あらすじ | 公式サイト |
| 感 想 |
殊能将之さんの原作を読んだ時は、もちろん完璧に騙された。 映画になると聞いて、びっくりした。「あの驚愕のトリックをどうやって???」 レンタルで見たら、うまく表現されてておもしろかった。でも、やっぱり原作を読んだ時の衝撃には負ける。映画を先に見てしまったら原作のおもしろさが失われてしまうので、先に原作を読むことをお勧めします。 原作を読んだのは数年前なので、殊能将之さんが仕掛けた2つのトリックのうち1つをすっかり忘れてて、また騙された。(笑) ちょっと119分は長いなあ。 |
| 2006年 | 日本映画 |
| 監 督 | 天願大介 |
| 出 演 | 田中麗奈、チェン・ボーリン、井川遥、宮地真緒、佐野史郎 、波岡一喜、岸部一徳、佐藤浩市 |
| あらすじ | 公式サイト |
| 感 想 |
雑誌のTVタロウで暗いところで待ち合わせの映画化を知った時はうれしかった。乙一の本は4冊読んでその中で一番好きな作品。記事の田中麗奈さんの写真を見たら原作のイメージ通りで、楽しみにしていた。 原作は数年前に読んだのでシチューのシーンしか覚えてなかった。忘れてるほうがいいと思い再読しないで見た。 田中麗奈さん、やっぱりイメージ通り。白い服、グレーのコートがすごく似合ってた。 アキヒロを演じたのが台湾のチェン・ボーリン。人と接するのが苦手な感じが良く出てた。でも、インタビューによると実際の性格は正反対だそうです。 どなた? どなたですか? 誰もいないんですか? ミチルの横をアキヒロがすり抜けていく。そして、アキヒロは窓の下でじっとしてる。ちゃんとミチルはアキヒロが見えてないように演じてたと思うけど、目の前にいる人に気が付かないでいつものように生活しているミチルは不思議な感じ。 静かに進んでいく中で、ひまわりのようなカズエだけがすごく明るい。宮地真緒さん、ぴったり。ミチルはモウセンゴケって、プッと吹き出してしまった。 風で飛ばされた洗濯物を届けてくれたのがきっかけで、ミチルはハルミさんと友達になる。ハルミさんが勤めているレストラン、メランザーネに食事に行き、ミチル、カズエ、ハルミの3人で写真を撮った。 ミチルはアキヒロの気配にだんだん気が付き、いよいよ土鍋のシーンにシチューのシーン。ここだけでも元は取れた。 カズエは何とかミチルを一人で外を歩けるように練習させたい。でも、ミチルは外に出るのが怖い。 あたしが外へ行くとみんなが迷惑する。 ミチルとカズエがケンカしてしまうのが見てて辛い。 サヨナラ。 ミチルのことはもう知らない。 途中で結末を少し思い出してしまったけど、最後までおもしろい!! 見事な伏線。 原作ではミチルやアキヒロの気持ちがもっと詳しく描かれていたと思う。それに比べると映画は「一人では生きられない」というメッセージは少し弱めだけど、最後のシーンはすごくいい。 今日はいい天気ですか? はい。いい天気です。 散歩に付き合ってくれませんか? |
| 2002年 | 台湾映画 |
| 監 督 | イー・ツーイェン |
| 出 演 | チェン・ポーリン、グイ・ルンメイ、リャン・シューホイ、ジョアンナ・チョウ、ミン・ジンチョン |
| あらすじ | 17歳の高校生モン・クーロウ(グイ・ルンメイ)は、親友、リン・ユエチェン(リャン・シューホイ)に頼まれて、水泳部のチャン・シーハオ(チェン・ポーリン)にラブレターを渡す。ところが、差出人の名前はモン・クーロウになっていた。 |
| 感 想 |
モンの親友、リンは、チャンが好き。夜中に、嫌がるモンを誘って二人でプールまでチャンが泳いでいるのを見に行く。リンは、なかなか彼に声をかけられない。彼の運動靴、ペン、ノートなどを拾っているだけ。 ずっと好きなのに こっそり写真を撮り こんなものを拾うだけ 度胸ないのね リンはモンに、「チャンにラブレターを渡して」と頼む。ラブレターの差出人は、モンになっていた。それで、チャンはモンのことが好きになり、リンとモンの関係はぎくしゃくしてしまう。 あまりにも良くあるストーリーだと思ったけれど、三人の演技がさわやかで自然なのでいい。 モンには秘密があった。モンはチャンに「秘密を一つ教えて」と言う。チャンがそれに答えたので、モンもチャンに自分の秘密を話す。 観ている時には、ここから世界が大きく変っていたことに気が付かなかった。 モンは、リンがラブレターの差出人に自分の名前を使った時に怒った。 なぜ私の名を使ったの? このせりふを言ったのは授業中で、先生やクラスメートにもはっきり聞えた。モンの秘密を知る前には、何でここまで怒るのかちょっと疑問だったけれど、知ってから振り返ってみると、このせりふの意味が全然変ってくる。 モンは、チャンや体育の教師に「私にキスしたい?」と言う。これも、なぜそんなことを言うのか疑問だったけれど、今なら良く分かる。 |
| 2003年 | 日本映画 |
| 監 督 | ホウ・シャオシェン |
| 出 演 | 一青窈、浅野忠信、荻原聖人、余貴美子、小林稔侍 |
| あらすじ | フリーライターの陽子(一青窈)は、台湾にいる彼の子供を妊娠している。家族に、結婚しないで一人で育てると言う。 |
| 感 想 |
すごく静かな映画。 一青窈さんはほとんど画面に出ずっぱりで、すごいプレッシャーだったんじゃないかと思った。ほとんど演技してないんじゃないかというくらい自然な表情、歩き方。 陽子は妊娠していて、結婚しないで一人で生んで育てるという。 父さんから言ってよ。陽子に。 父さんずるい。大事なことは何も言わないんだから。 父さん(小林稔侍)は、無言でじっとしているのがいつもと同じでいい。 食事をするシーンがすごくおいしそう。特に、肉じゃがを食べているところ。 最後の方で、肇ちゃん(浅野忠信)の陽子に向ける優しいまなざしがいい。 あっという間に時間は過ぎて、「えっ、もう終わり?」とびっくりするような終わり方。結局どうなったかは全然見せないから、いろいろ考えさせられる終わり方。 |
| 2001年 | 台湾、フランス映画 |
| 監 督 | ホウ・シャオシェン |
| 出 演 | スー・チー、ガオ・ジェ、トゥアン・ジュンハォ、竹内惇、竹内康 |
| あらすじ | ビッキー(スー・チー)は、高校時代に知り合ったハオと同棲しているが、いさかいが絶えない。 |
| 感 想 |
「何でビッキーはこんな男と同棲してるんだろう?」と、ずっと疑問に思いながら見ていた。 ハオとは別れたの。 でも彼は諦めない。 "頼むから戻ってくれ"と、 茶番劇の繰り返し。 まるで呪文。 催眠術みたい。 結局彼から逃げられない。 彼女はつぶやく。 貯金はあと五十万元。 使い果たしたらハオと別れよう。 これ十年前の話よ。 しかも2001年。 世界が二十一世紀を迎え ミレニアムを祝う。 ビッキーとハオは、一緒に暮らしているけれどケンカばかり。ハオは働かないで、ドラッグ、音楽、ゲームなどに溺れている。ビッキーがホステスをして生計を立てている。 せりふが少ないので、その分顔の表情などの演技に目が行き、だんだん息が詰まってくる。 ビッキーは竹内兄弟とディスコで知り合う。 二人はハオを思い出させる。 無口でシャイ。 竹内兄弟は夕張の生まれで、映画祭の季節には祖母の小料理屋を手伝いに帰る。ビッキーも一緒に夕張に行く。 夕張でロケが行なわれた時には、新聞などでも紹介されてすごく話題になった。でも、夕張のシーンは思ったより少なかった。 ビッキーが雪の中ではしゃぐシーンは楽しそう。黒いコートが雪景色にすごく映えてきれい。 でも、ビッキーが台湾に帰るとまた息が詰まるシーンの連続。 俺たち世界が違うんだね。 どうして一緒なんだろう。 本当に、どうして一緒なんだろう? |
